LateMarshmallow’s blog

うつ病、ADHDとの生活を、心理学の知識を交えながら記録していきます。

愛情ってなあに?(2)

はじめまして!えりです! - LateMarshmallow’s blog

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【今日の内容】

・「毒親」とは

・『ポイズンドーター・ホーリーマザー(著:湊かなえ)』を読んで

・私の思い。

 

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毒親」という言葉を聞いたことがあるだろうか。

毒親とは、過干渉や暴言・暴力などで、子どもを思い通りに支配したり、自分を優先して子どもを構わなかったりする「毒になる親」のことを言う。

毒親って!? 親子関係どうすれば・・・ - NHK クローズアップ現代+

先日、愛情ってなあに?(1) - LateMarshmallow’s blogという記事を書いた。この記事の内容だけでは、私の両親は「毒親」ではない、と言えるかもしれない。

 

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湊かなえ さん著

『ポイズンドーター・ホーリーマザー』には、

【家庭内差別】【毒親】についての作品がいくつも書かれている。

 

以前から、湊かなえさんの“母親と娘”についての作品は、共感する点が多かった。

今回読んだ『ポイズンドーター・ホーリーマザー』は、私のトラウマと同様の内容ばかりで、読み終わった時はとても疲れてしまっていた。

 

特に、母親の立場から、周囲の人から見た母親について書かれた作品は、読んでいてとても苦しかった。

【自分が毒親に支配されていると思い込んでいるだけで、もっと苦しんでいる人は、たくさんいる。自分が被害者だと公表することは、親の気持ちを考えずに追いつめているだけだ。】

こんなメッセージを、最後の作品から受けた。

 

同じようなことを、パートナーからも言われた。

 

私がブログ記事に経験をまとめることは、間違っているのだろうか。

自分が今、苦しんでいるのは、やはり「自分のせい」なのだろうか。

私が産まれてしまったから両親は結婚し、母親は苦しんでいた……ということは、私が産まれなければよかったのか。

 

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しかし、母親の支配から逃れられずに悩み、カウンセリングを受けていることも事実だ。

未だに、ショッピングモールで家族を見ると、苦しくなっているのも事実だ。

 

私が、自分の経験を書くことには、

・母親や家族に、私自身を知ってほしい。わかってほしい。私自身を見てほしい。

・母親や家族に、自分のことについて悩んでほしい。行動してほしい。

という、叶うことのない“希望”が含まれてしまっている。

 

希望をもっても、いつも裏切られてきたのに。まだ家族の愛情はあったと信じたい自分がいる。

自分から離れたのに、そんなことがあるわけない。

 

しかし今は、私のことを真正面から見てくれる、パートナーがいる。家族が理解してくれなくても、パートナー1人が理解してくれていれば、それで十分だ、と思えるようになった。

 

私は、私自身がトラウマに向き合うためと、同じように苦しんでいる人が1人でもいなくなるために、

これからも書いていこうと思う。

 

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